年間完成工事高1,000億円を超える企業の皆様へのご案内
~建協支援賛助金(共済拠出金)の出捐について~
建協支援賛助金(共済拠出金)の趣旨
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建設共済保険は、都道府県建設業協会と事務委託契約を締結して運営され、主力の年間完成工事高契約には、完成工事高500~900億円前後の企業でも共同企業体による分が除外されて数社が加入しています。
全国的規模で事業展開する標記企業(一時的に1,000億円を下回る場合を含みます。)が、担い手確保や地域環境整備事業を始めとする諸活動にも支えられている実情や建設共済保険の都道府県建設業協会の会長企業等の加入状況に鑑み、標記企業については、当財団の年間完成工事高契約による保険加入が困難である場合には、都道府県建設業協会の諸活動を支援する一般助成事業(注)1 の費用に充てるため、保険金区分1,000万円の加入に代えて建協支援賛助金(共済拠出金)を出捐できるものといたします。なお、激甚災害時に当財団から関係協会に見舞金を差し上げるのが通例(注)2 であることから、出捐の趣旨を敷衍してご理解いただく際の一助としていただけるようであればご斟酌ください。 -
建協支援賛助金(共済拠出金)は、下記(注)3 の現況を踏まえ、令和5年度末日現在の都道府県建設業協会の会長企業41社(平均完工高110億円)の保険金区分1,000万円に換算した平均掛金(66.8万円)の10%相当額に9を乗じた額(60万円)を目安とします。
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建協支援賛助金(共済拠出金)を出捐する企業には、契約者に準じて安全衛生用品(4.5万円相当)を送付し、所属する都道府県建設業協会の会員加入率の算定上当該企業を加えて取り扱い、更新手続きと同様に引き続きの対応をお願いしてまいります。
全国の会長企業の加入状況(令和6年3月31日現在)
・現会長企業の加入
・・・・・・・・・・・・・・ 41協会
完工高の最高額 884.3億円
保険金区分1,000万円に換算した掛金の最高額 345万円
完工高の平均額 110億円
保険金区分1,000万円に換算した掛金の平均額 66.8万円
・未加入会長企業6協会のうち前会長企業が引き続き加入
・・・・・・・・・・・・・・ 2協会
(参考)令和6年度事業計画(抜粋)
当団は、令和6年度も、(中略) 全国建設業協会及び都道府県建設業協会並びに建設関係諸団体との連携を一層密にして、中核である建設共済保険制度の普及促進活動を積極的に展開することはもとより、年間完成工事高1,000億円を超える全建会員企業を含むすべての企業が当団の制度に参画できる環境を引き続き整えながら、「契約者と業界の発展のために」を旗印として建設業界の発展と建設労働者の福祉の増進に努めてまいります。
なお、各協会を支援する一般助成事業には契約者の掛金の10%相当額が保険とは別建てで充てられていることに鑑み、年間完成工事高1,000億円を超える全建会員企業において当団の保険加入が困難である場合には、令和4年度の全国の会長企業加入40社の平均完成工事高(109億円)の保険金区分1,000万円に換算した平均掛金(70万円)の10%相当額(7万円)を10倍した70万円を目安に一般助成事業の費用に充てるための建協支援賛助金(共済拠出金)として出捐していただくと、契約者に準じて安全衛生用品(4.5万円相当)を送付し、所属する協会の会員加入率の算定に加えることといたします。
全国の会長企業の加入状況(令和5年3月31日現在)
・現会長企業の加入
・・・・・・・・・・・・・・ 40協会
完工高の最高額 814.5億円
保険金区分1,000万円に換算した掛金の最高額 308万円
完工高の平均額 109億円
保険金区分1,000万円に換算した掛金の平均額 70万円
・未加入会長企業7協会のうち前会長企業が引き続き加入
・・・・・・・・・・・・・・ 3協会